ウォルトディズニーピクチャーズ、スパイグラスエンターテインメント製作による映画「Underdog(アンダードッグ)」が8月3日から全米で公開されました。
「アンダードッグ」は、1964年から1973年の9年に渡りNBCネットワーク系列で放映された人気アニメ。白文字でUと前面に入ったブカブカの赤いTシャツにタイツ、ブルーのマントをまとう耳の垂れ下がった犬のキャラクターは、誰でも一度は見た事があるはず。CGと実写で描かれたSF冒険映画「アンダードッグ」では、このスーパーヒーローをビーグル犬が演じています。
監督は、「レーシング ストライプス」のフレデリック デュショー。出演俳優は、男やもめのダンに「K-9」でお馴染みのジェームズ ベルーシ (James Belushi)。その息子ジャックにアレックス ニューバーガー(Alex Neuberger)、狂気の科学者サイモンに「ステーション エージェント」のピーター ディンクレイグ(Peter Dinklage)。そして、ヒーロー犬アンダードッグの声を「ボーンズ(モンスターハウス)」、「シンドローム(Mr.インクレディブル)」などですっかり声優づいているジェイソン リー(Jason Lee)が努めています。
狂気の科学者サイモン博士に誘拐され、彼の研究室で行われている特殊能力犬の実験中に起きた事故で逃亡、通りをさまよっていたところ、男やもめのダンに拾われたビークル犬のシューシャイン。ダンは、犬が家族に加われば息子ジャックともっと良い親子関係になれると願い、その犬を家に連れて帰ります。
翌日、学校から戻ったジャックは、シューシャインが人間の言葉を話したり、空を飛んだりする特殊能力を持ったスーパードッグである事に驚愕。散歩に出た公園でジャックのガールフレンドの愛犬ポリーに逢い一目惚れしたシューシャインは、ポリー、そしてニューヨーク市民を守るため、スーパーヒーロー「アンダードッグ」として狂気の科学者サイモンと戦うというストーリー。
この映画は、スーパーヒーローの定番ストーリー展開なので、先が見え見えですが、本当に犬が話しているように見える自然な口の動きとぴったり息の合った声、スピーディーな犬の飛行シーンは、とても良く出来ています。
アンダードッグを和訳すると「負け犬」。ベストセラーエッセイ「負け犬の遠吠え」(講談社/酒井順子著)では、30代以上の子供のいない独身女性が自分で「幸せ」と言うと世間の反感をかうので、逆に「負け犬」のレッテルを貼ったほうが良いとありましたが、この映画「アンダードッグ」では、さえない負け犬がある日、突然ヒーローになるというストーリー。
自分は「負け犬」だと思っている方、マイナスイメージを逆にアピールしてプラスに転じさせる戦略の他に、ある日突然に幸せが訪れるかも?!
Underdog -- The Official Movie Website
disney.go.com/disneypictures/underdog/
マイクロネシアモール映画館上映時間
11:00/13:10/15:35/17:55/20:00/22:10 |