「政治家は常に、使い捨てにされることを覚悟しなければならない」
先週の火曜日(7日)、新人議員の選挙支援などのために自民党が設けた「日本夢づくり道場」で、小泉前首相がその最高顧問として、昨年の総選挙で当選した自民党の新人議員に訓示した際の言葉です。
「使い捨てを嫌がってはいけない。総理大臣だって使い捨てだ。甘えちゃだめだ」と叱咤した後、「敵はあまたいる。しかし、勇みて行かん、という気持ちで頑張ってほしい」と激励しました。
「選ばれたことに感謝し、そして全力を尽くしなさい」ということだと思うのですが、郵政民営化法案に反対して自民党を離党した「郵政反対組」の復党問題が取り沙汰されている最中なだけに、反対組とライバル関係にある議員たちは、「ビミョウな言い回し」、「誤解されやすい言い方だ」など困惑気味だとか、、、(哀&苦笑)
小泉さんの言葉って、たまに好きです。 「自分は常に使い捨てにされることを覚悟しなければならない」
としたら、
それでもあなたは、今の仕事に全力で取り組めますか?
それでもあなたは、今の○○に全力を尽くせますか?
僕はもちろん「Yes!」ですが、小泉さんの意図するところは、このレベルではありませんよね。常に使い捨てにされることを覚悟して全力を尽くして何かに取り組んでいる人が、そう簡単に使い捨てられることはないでしょうけど、それでもなお、それを覚悟して全力で打ち込む姿勢が、大切なのだと受け取りました。
託されたからには全力を尽くすこと。そして、
全ては自分以外の誰かによって評価されるということ。
その際、決して言い訳しないこと。
厳しいですが、その通りだと思います。
(Tom Slater/77.1kg)
「日本夢づくり道場」での、
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さくらの永田町通信: 敵あまたなりとも
lovelysakura.way-nifty.com/sakura/2006/11/post_1a84.html |